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運河沿いの丘に建つ、まるで城塞のような建物。てっぺんのテラス上にそびえているのは巨大な仏塔。ひときわ目立つその塔はプーカオ・トーン(黄金の丘)と呼ばれている。この丘は、ラーマ3世がアユタヤーのワット・プーカオ・トーンをモデルに造成したもの。その上にラーマ4世が仏塔を建造した。1950年、丘全体をコンクリートで固め、仏塔に黄金のタイルを張り、現在のようなスタイルになった。頂上までの高さは約78m。仏塔の周囲は回廊になっており、バンコク市街を一望できる。仏塔の内部にはラーマ5世に献上された仏舎利が納められている。下からテラスまで続く階段はふたつあり、クリーム色に塗られたコンクリートの外壁を、らせん状に取り巻いている。途中には何ヵ所も小型の鐘がつるされており、タイ人の参拝客は思いおもいに鐘を鳴らしながら上がっていく。