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1980年代に、外国人バックパッカー向けの安宿街として発展したカオサン通り。最近では安宿は周辺の通りなどへ移転し、カオサン通り沿いにはレストランやショップが多い。安宿街の名残で旅行会社も多く、看板に掲示された「サ
ムイ島」や「チャーン島」などリゾートアイランドの名前に旅心もそそられる。
裏道にまでびっしりと安宿が並ぶ。旅行者目当てに旅行会社やレストランなどがひしめき合い、ひとつの町を形成している。おしゃれなカフェやパブ、ショップなども多く、タイの若者にも人気の場所となっている。
昼は旅行者がそぞろ歩き、夜は通りに面したパブやクラブから大音量の音楽が鳴り響いて、ビール片手に語らうタイ人の若者でにぎわう。バンコク随一の無国籍タウンを探検しよう。
まずはカオサン通りをぶらぶら歩いてみよう。
ここで売られているみやげ物の値段もかなり安い。市内のみやげ物屋と同じ物を扱っているのに安いのは、節約派の旅行者を相手にしており高値では売れないため。
カオサン通りの中ほどにカフェが並んでいる。歩き疲れたら、フレッシュフルーツをふんだんに使ったシェイクで休憩しよう。100B 以下で飲めるのがうれしい。
カオサン通りの西側にある寺院。「戦争(ソンクラーム)」に「勝つ(チャナ)」という縁起のいい名前で、お参りすると勝負事にご利益があるとか。
カオサン通りの北にある、ファッション関連の市場。卸売価格に近い安値でリゾートファッションが買える。
カオサン通りではパッ・タイが人気のストリート・フード。そこかしこに屋台が出るので気軽に食べられる。値段
はだいたいどの屋台も同じで、卵入り50B、チキン入りも50B、エビ入りは60B。
通りにリクライニングソファをずらりと並べて営業しているマッサージ屋。30 分150B など格安の料金でタイ式マッサージが受けられる。
カオサン通りが本格的ににぎわうのは夜。カフェはパブに変身し、それぞれの店が競うように大音量でロックやクラブミュージックを流す。通りはビール片手の外国人やタイ人で埋まり、パフォーマーも出現。その間をバックパックを背負った旅行者が歩く、カオスのような空間となる。
壁がないオープンな造りの大型クラブ&パブ。テーブルの下に砂を敷き詰めたエリアもあり、裸足になってビーチ・バー気分を楽しめる。
カオサン通りの喧騒に疲れたら、ワット・チャナ・ソンクラーム脇の通りに出る露天バー街でひと休み。通りに並べられたテーブルで冷たいビールを飲もう。
タクシーやトゥクトゥク、旅行会社に関するトラブルが多い。タクシーやトゥクトゥクは、通常よりも高額な運賃をボラレたり、宝石やテーラーなどのインチキショップに連れていかれるもの。タクシーやトゥクトゥクを利用する際は、カオサン通り周辺で客待ちしている車は避け、流しているものをひろうこと。
カオサン通り周辺の旅行会社では、北のチェンマイや南のプーケット、サムイ島などへ行くバスのチケットを扱っている。公共のバスに比べて格安だが、車内での盗難事件や、現地での置き去り事件なども発生しているので、安物買いの銭失いにならないよう利用は慎重に。