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ワット・トライミットの向かい側にあるロータリーの中央に、華麗な牌楼が建てられている。前国王が72歳になったのを記念して、1999年の5月に中国系の住民が建てたものだ。現王朝と華人の結びつきは深く、タイの経済は古くから華人抜きに語ることはできなかった。現在でも政財界の実力者はほとんどが華人だ。そんなタイ華人の総本山ともいえるバンコクの中華街は、それまで特に中華色を押し出すようなことはなかったが、この牌楼が建てられた頃から道路標識には英語で「CHINA TOWN」の表示が入り、案内看板も整備され、観光資源として見直されつつある。案内看板にはチャイナタウン歩きのモデルコースと簡単な解説も掲示されている。