キーワードで検索
1999年9月21日未明、台湾中部を襲ったマグニチュード7.3規模の地震はおびただしい被害を残し、今も「921大地震」として人々の記憶に焼き付いている。台中南郊外霧峰區の光復中学校は、この地震で動いた断層上にあったため大きな被害を受けたが、現在は防災教育を目的とした教育園區となっている。敷地内には倒壊した校舎や断層が現れた運動場などが保存され、遊歩道を通って被害の様子を観察できる。車籠埔斷層保存館では、模型や地震前後の写真などを使って、地震のメカニズムなどを学ぶことができる。地震體驗劇場では、「921大地震」と同じ規模の揺れを実際に体験することができる。このほか防災教育館や3Dシアターなどがあり、総合的な防災教育施設となっている。また921地震教育園區から徒歩約5分ほどの所には、1950年代に疎開村として築かれた光復新村があり、現在はリノベされた古い家屋にショップやカフェが並ぶ人気のスポットになっている。