バーン・パイン(バーン・パイン離宮)

更新日
2023年8月29日
公開日
2022年10月24日
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アユタヤーから南へ約20kmのバーン・パインには、プラサート・トーン王(在位1629〜1656)によってチャオプラヤー川の中州に築かれた美しい夏の宮殿がある。アユタヤーの歴代王は、ここを離宮とした。現在見られるおもな建物は、どれもラーマ5世が建てたものだ。

おもな見どころ

プラ・ティナン・アイサワン・ティッパアート

タイ風の美しい建物

池の中央にある十字型の美しいタイ建築で、ラーマ4世がバンコクの王宮内に建てたアーポーン・ピモーク・プラーサートをコピーしたもの。建物内に軍服姿のラーマ5世の像がある。1876年完成。

プラ・ティナン・ワローパート・ピマーン

宮殿入口の北側にあるこの西洋風の建物は、王の居室および謁見の間として使われた。謁見の間や待合室には、タイの歴史や文学から題材を採った油絵が飾られている。1876年完成。

プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン

雨季、冬季の廷臣の住居として使用されたもの。中国産の床のタイルには美しい鳥や木や動物が描かれているので、ぜひ中に入ってみよう。竜模様のついたて、中国風の玉座、日本の伊万里焼や明治時代の壺、ラーマ5世の寝台なども見られる。1889年完成。

ホー・ウィトゥン・タサナー

池の小島に建っている物見の塔。1881年完成。

スナンター王妃の記念碑

バーン・パインへ向かう途中で船が転覆して亡くなった王妃のために、ラーマ5世が建てた。隣にはサオワパーク王女と3人の子供たちの碑もある。ほかにも、1996年に完成したシリキット皇太后のダイニングなどがある。

バンコクから直接行けるバーン・パイン

アユタヤーからバーン・パインへ行くのはけっこう時間がかかり不便。アユタヤーを見学しない、あるいはアユタヤーに泊まらないでバーン・パインだけを見学する場合は、バンコクから直接行くのも便利。

写真

  • 動物の形に整えられた植え込みはタイの伝統
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