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故宮南院に隣接する旧砂糖工場。1906年に創業、2001年の生産停止後は蔗埕文化園區となっている。ここの目玉は保存状態のよいサトウキビ列車。基本的に1日2回、往復で約30分、乗客を乗せて工場跡地と周囲に今も広がるサトウキビ畑の間を走る。大人も童心に帰ったように乗車を楽しんでいる。こうした列車は台湾でよく五分車と呼ばれるが、軌道の幅が通常の五分(半分)であることかららしい。園内には木造の駅舎や蒜頭糖廠文物館などがあり、台糖直営の売店ではおいしいアイスクリームが販売されている。木造家屋の裏にも介壽堂というバロック様式の講堂や日本統治時代に建てられた宿舎群などが残り、散策しても楽しい。