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日本統治時代、砂糖産業振興により多くの製糖工場が設立された。現在の花蓮觀光糖廠も、1921年創業の「大和」工場が前身。多くの工場は米軍の爆撃で破壊されたがこの工場は再建され、「光復」工場と名を変えて操業を続けた。觀光糖廠となった現在は機関車や貨車、線路の一部などが保存され、製糖工場の雰囲気を伝えている。敷地の北側に文物館があり、砂糖の製造方法や工場の歴史などに関する展示がある。ここでは新渡戸稲造が「台湾製糖の父」とされて、展示の1コーナーを設けられている。多くの観光客のお目当ては、名物のアイスクリーム。種類も30近くあり、売り場にはいつも長蛇の列ができている。敷地の南側には修復された日本式宿舎群があり、和式の生活を体験できるホテルとなっている。