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半円形のドームの上にとがった塔頂が天空に向かって高く伸び、全体は薄いオレンジ色。高さ120.45m、タイ国内はもとより、世界でも最も高い仏塔だ。3世紀頃、原形となる高さ約40mの最初の塔(大仏塔内に残っている)がアショーカ王の命により建立されたといわれているが、その後ビルマ風に改修されてしまった。現在見られるのは、1853年にラーマ4世の命令で改修工事を開始し、ラーマ5世の時代に完成したもの。
北側正面入口にある礼拝堂内の立仏像台座にはラーマ6世の遺骨が納められており、参拝者が絶えない。塔を囲む円形の回廊や、四隅に設けられた礼拝堂にさまざまな姿の仏像が安置されている。