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チェンマイ市街のほぼ中心、1924年に王室のために建てられたタイ北部の伝統的な建物は、市や県の役所として使われた後、現在ではチェンマイの歴史や文化を多数のジオラマや模型、ビデオなどで展示する博物館となっている。展示は2フロア、計15室あり、チェンマイ周辺のタイ北部を治めたラーンナー王朝についての解説、チェンマイ市街が建設されていく様子、仏教、ピン川沿いでの生活、実物大に再現されたマーケットの様子、チェンマイ周辺に住む山岳民族についてなど興味深い内容。
チェンマイ市芸術文化センターと並んで西隣にはチェンマイ歴史センター Chiang Mai Historical Centre があり、チェンマイの歴史を大きく5つに区切ってそれぞれについて出土品などの展示があるほか、地下から出土した城壁の遺構も見られる。広場を挟んで通りの東向かいにある建物は、ラーンナー民俗博物館 Lanna Folklife Museum。タイ北部に伝わる宗教や文化などの展示がある。
チェンマイ市芸術文化センター前の広場に立っているのは、チェンマイにゆかりのある3人の王像。中央がチェンマイを建設したチェンマイ王朝のメンラーイ王。向かって右はスコータイ王国のラームカムヘーン王、左はパヤオ王国のカムムアン王。これら3人の王がチェンマイ王国の建国および町の建設を誓い合っている様子を表している。