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テムズ河に面する大観覧車ロンドン・アイの隣にある、大がかりなアトラクション。参加者が劇中に入ってしまったかのような設定で、中世の残忍な処刑の様子や過去のロンドンでの悲惨でおぞましい事件を追体験していく。ただ驚かすだけのお化け屋敷ではなく、史実にのっとり、手の込んだ展開となっている。
ロンドンで起きた血なま臭い事件や政治的陰謀などに関係した人物になりきった案内人たちが、見学者を各部屋へ誘導する。ヘンリー8 世に裏切り者呼ばわりされ、船に乗り込み無実の罪でロンドン塔送りになるのを手始めに、拷問道具の部屋、死者を多数出したペスト大流行の部屋を抜け、さらに19 世紀中期の怪奇小説の主人公、悪魔の理髪師スウィニー・トッドに髪を切られる。次の場面では売春婦となってロンドン下町、夜のホワイトチャペルの迷路をさまよったあげく、パブで猟奇殺人犯切り裂きジャックに遭遇。最後は裁判にかけられて絞首刑に。