タイ日友好記念館

更新日
2022年11月30日
公開日
2022年11月30日
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メーホーンソーンの南約65kmの所にある小さな町クンユアムは、第2次世界大戦中に多数の日本兵が訪れ、彼らが残していった水筒やヘルメット、毛布や外套などが住民の家々に保管されていた。1995年にクンユアムの警察署長として赴任したチューチャイ・チョムタワット氏は当時の住民と日本兵との関係に興味をもち、私費を投じて日本兵関連の品物を集め、1996年に博物館を開設した。2006年には立派な建物に建て替えられ、館内に資料が雑然と展示されていた。その後2007年にはクンユアム市に管理と運営が移管、2012年にはさらに建物が新設されて、展示にはクンユアム周辺に暮らす山岳民族の文化紹介などが加わり、クンユアムと旧日本軍との関係についての展示は減ってしまった。しかも第2次世界大戦に関する展示は資料写真の誤用や日本語解説文の間違いが目立つ。立派になる建物と反比例して展示がお粗末になるのは残念。記念館裏に残っている旧博物館の建物内には日本兵が残した品物が所蔵されているが公開はされていない。記念館を背に通りを渡ってすぐ右にあるワット・ムアイトーWat Muayto境内には、旧日本軍の慰霊碑が建てられている。その向かいにある細長い草地は飛行場の跡。

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