ピマーイ遺跡公園

更新日
2022年12月1日
公開日
2022年12月1日
AD

ピマーイ遺跡公園は、厚い石の塀に囲まれた広大な公園だ。白色砂岩で造られた高さ28mの塔がそそり立つ中央の神殿と、赤いラテライトのレンガを組み上げた回廊は、タイ芸術局によって1964〜1968年にかけて修復されたもの。回廊は4つの門をもち、正面には蛇神ナーク(ナーガ)に守られたテラスを備えている。神殿内の中心部にある堂内には、アンコール・トムを増築し、仏教の熱心な信者でもあった12世紀後半のアンコール朝王、ジャヤバルマン7世のものと推定される石像が安置されている。巨大な塔だけでなく、堂内の入口や塔の上部に飾られている彫刻にも注目してみよう。クメール風の顔立ちをした仏陀や、シヴァやヴィシュヌに代表されるヒンドゥー教の神々、舞い踊る天女たちの姿が石板の上に生きいきと彫り込まれている。

写真

トップへ戻る

TOP