キーワードで検索
パノム・ルン遺跡のある死火山から5kmほど南東の麓にあるムアン・タム遺跡は、10〜11世紀頃の建立とされるヒンドゥー寺院。クメール様式の美しい装飾が施されている。120m×170mのラテライトの塀に囲まれた遺跡の中央には、U字型の人工池に囲まれた大型の塔が並び、エーラーワン象に乗るインドラ神や、シヴァ神のレリーフなどを見ることができる。遺跡の周囲は芝が植えられて公園のように美しく整備されており、パノム・ルン遺跡とあわせてぜひ立ち寄ってみたい。入口の斜め向かいに小さな資料館があり、昔の遺跡の写真などが展示されている。遺跡公園の隣には広大な人工池があり、ムアン・タムの寺院と同じ時期にため池として掘られたもので、ピマーイのピマーイ国立博物館敷地内にあるもの同様、遺跡のひとつ。