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年に一度の奇祭ピーターコーンが盛大に行われる時期以外は静かな田舎町。
この町を見下ろす丘にあるワット・ネラミット・ウィパッサナーWat Neramit Wipassanaは、紅色のラテライトれんがで建てられた仏塔や本堂と、本堂内部に描かれた仏教説話が印象的。地元出身の高僧が開基したもので、僧の亡骸は本堂脇の仏塔内に棺に納められた状態で保存されている。ここから1kmほどの所には、プラ・タート・シー・ソーン・ラックPhra That Si Song Rakと呼ばれる仏塔がある。
なだらかな参道を上がると本堂があり、その裏にあるラオス風の白い仏塔は高さ約20m。1560年に当時のラオスとアユタヤー2国間の友好のために建てられたもの。仏塔建設にまつわる悲劇の姫の伝説が残されており、仏塔の中ほどに開いている小さな穴は、人柱のように閉じこめられた姫のための空気穴だったといわれている。
現在では恋愛成就の神様として人気があり、タイ人男女の参拝客が訪れている。参拝に際しては、赤い服の着用は
禁止。祀られている姫の嫉妬を防ぐためとされている。
ダーン・サーイで毎年6月頃に行われるピーターコーン。地域や集落ごとのグループが、手作りの仮面や衣装をまとい町を練り歩く天下の奇祭。