バーナード・ショーとヴァージニア・ウルフのふたりに愛された家

更新日
2022年12月2日
公開日
2022年12月2日
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批評家として、劇作家として演劇界に大きな足跡を残したバーナード・ショーGeorgeBernard Shaw(1856~1950)。かたや小説家にしてエッセイスト、第一線で活躍したヴァージニア・ウルフVirginia Woolf(1882~1941)。どういうわけかふたりの大作家が時を移して同じ家に住んでいた。ふたりに愛された家は、Fフィッツロイitzroy Sq.の29番地にある。
よっぽど創作に適した家なのだろう。確かに大通りから1本入っただけにしては、車の音もあまり聞こえてこない。大きな木がたくさん植えられている広場に面しているおかげで、夜など広場の周りの白い家々にオレンジ色の街灯が映えて、ちょっと幻想的な雰囲気が漂い、アーチ形の窓が並ぶ反対側の建物などは、どこかの僧院を彷彿とさせる。彼らのような大作家でなくとも、思わず住んでみたくなるような所だが、残念ながらこの家はオフィスとして使われており、ブルー・プラークがはめ込まれているだけ。

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