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最初にこの城を造ったのは12世紀のイスラム支配者だが、レコンキスタ後にキリスト教王の住まいとなり、歴代の王によって増改築が重ねられた。なかでもイスラム文化に心酔していたペドロ1世
は、スペイン各地からイスラム職人を呼び寄せ、グラナダのアルハンブラを彷彿とさせる壮麗な宮殿を造り上げた。王宮内は「乙女の中庭Patio de lasDoncellas」を中心とした公的な場と「人形の中庭Patio de las Muñescas」を囲む王の居住区域に分かれており、その間にある「大使の間Salón
de Embajadores」はムデハル様式の傑作だ。