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メスキータの北側に広がる、かつてのユダヤ人居住区。イスラム支配時代に西カリフ帝国の経済を支える存在として厚遇されたユダヤ人は、レコンキスタ完了後の1492年に布告されたユダヤ人追放令によってこの町から姿を消した。
細い路地が迷路のように入り組み、家々にはアンダルシアの暑い夏を快適に過ごすためのパティオが
設けられている。ゼラニウムの植木鉢で飾られた町並みはどこを見ても絵になるが、なかでも花の小道Calleja de las Floresは撮影スポットとして有名だ。西側の城壁近くに唯一残るユダヤ教の礼拝所、シナゴガSinagogaは1314年に建てられたもので、漆喰装飾が見事。また北隣にあるカサ・アンダルシCasa Andalusíは、12世紀の邸宅が当時の雰囲気に再現されている。