カティー・サーク号

更新日
2023年2月15日
公開日
2022年12月16日
AD

グリニッジ桟橋の近くに横たわる美しい船は、カティー・サーク号。19 世紀の紅茶運搬は、こうした帆船ティー・クリッパーが担っていた。このカティー・サーク号も1859 年に進水して以来、中国やインドから紅茶などを運搬するのに大活躍した快速船だった。しかし、スエズ運河開通により、紅茶の運搬は帆船からスピードが出る蒸気船へと変わっていく。時代の流れから、カティー・サーク号も紅茶運搬から引退。その後は、オーストラリア?イギリス間の羊毛輸送船として活躍した。

ウイスキーのブランド名にもなっている「カティー・サーク」という名は、スコットランド語で「短いスリップ」を意味している。スコットランド人の船主が、詩人ロバート・バーンズの詩に登場する、「短いスリップ」をつけた妖艶な魔女より命名したものだそう。今も船首には、この詩のとおりの魔女の像が付けられている。

写真

  • 船の中がカティー・サークや紅茶運搬の歴史の展示室になっている
  • 甲板でも展示を見ることができる
  • 船底の下にはカフェレストランなどがある
トップへ戻る

TOP