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科学に特に興味のある人には十分に、そうでない人もそれなりに楽しめる博物館。産業革命当時の蒸気機関や、宇宙飛行に関する展示は、わかりやすいというか、少々お子様向きの感があるが、なかなかおもしろい。ここも大英博物館と同様、自分の興味のあるジャンルに直行するのがいいだろう。
また、2000 年にオープンしたウェルカム・ウィングには、ぜひ立ち寄ってみたい。最新の話題を提供してくれる「アンテナ」、迫力ある映像を楽しむことができる「I MA X シネマ」、3D ディスカバリー・モーション・シアター「Legend of Apollo」など、体験型の展示は、わかりやすくて「なるほど」と思ってしまうものばかり。なかでも、人間のアイデンティティの変化をたどろうとする「私は誰?」のコーナーには、この研究プロジェクトに参加できるスペースもあり、さまざまな工夫がなされている。
このほか、「未来」のフロアでは、自分の意見を書き込むことができるコーナーや、自分の未来を決定するゲームなどがあり、観るだけではない展示形態の新しさと楽しさに時間を忘れてしまうのではないだろうか。