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ローマ時代のゼウス神殿の跡地に建てられたもので、12世紀に建設が始まり、完成までに200年以上かかっている。そのためカテドラル正面や回廊、後陣などはロマネスク様式だが、ほかはほとんどがゴシック様式。入口を入るとまず回廊Claustreに出る。一辺が45mとたいへん大きなもので、丸窓に透かし彫りされた幾何学模様にイスラムの影響が見られる。
カテドラル内部では、後陣中央に置かれたサンタ・テクラの祭壇屏Retablo de Santa Teclaに注目。1430年頃にカタルーニャの彫刻家ペレ・ジュアンによって作られたもので、タラゴナの守護聖人サンタ・テクラの生涯が表されている。