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韓国伝統家屋である韓屋600軒あまりが集落をなす地域で、朝鮮王朝時代の景観が保存されている。伝統工芸や酒の博物館、生活体験館などがあり、宿泊して全州名物のピビンパプが味わえる施設も。レンタルの伝統衣装を着て町を散策することもできる。
朝鮮王朝を建国した李成桂(イソンゲ)の御真(公式の肖像画)を奉るため1410年に建てられ「慶よろこばしい場所に建てられた」という意味をもつ慶基殿と名付けられた。御真があった正殿は1597年に慶長の役で焼け落ちたが、1614年に再建された。『宮〜Love in Palace』『明成皇后』『雲が描いた月明かり』など、時代劇ドラマの舞台ともなっている。
朝鮮王朝の太祖李成桂の肖像画を展示するため、2010年に建てられた。館内には太祖のほか、世宗、英祖、正祖などの肖像画が納められている。同じ慶基殿の敷地には、朝鮮王朝公式の歴史書『朝鮮王朝実録』を文禄の役まで保管していた全州史庫(1991年再建)もある。