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ハイドパーク脇にあるこの大聖堂は、1821年にその礎が築かれた。カトリック教神父が公式にオーストラリアにやってきたのが1820年のことだから、“Mother Church of Australian Catholicism”と呼ばれるだけのことはある。現在見ることのできる建物は、1928年に約60年の歳月を費やして完成したもの。しかし当時は、建設資金が足りなくなってしまい、正面の2 本の尖塔は造られなかったという。その尖塔も1998年から2年がかりで2000年に完成。歴史的建造物の多いこのエリアでも、ひときわ美しく威厳のある姿を見せている。聖堂内部の見学は自由。荘厳な雰囲気に包まれているスケールの大きな堂内に入ると、身の引き締まる思いがするはずだ。