ジェノランケーブ

更新日
2023年6月7日
公開日
2023年3月12日
AD

カトゥーンバから南西に道路距離で約80km、車で約1 時間30 分の場所にある大鍾乳洞群。実に3 億4000 万年前から形成されたとされる鍾乳洞で、世界第2 位の古さをもつのがアメリカ、ニューメキシコ州のカールスバッド洞窟(約9000 万年前)であることを考えると、ここがどれほど貴重なものか想像がつくだろう。 ジェノランケーブへ到着する際にまず驚かされるのがグランドアーチGrand Arch と呼ばれる巨大なトンネル。それ自体がかつて鍾乳洞であった場所で、現在もいくつかの洞窟見学の入口となっている。またグランドアーチ脇のトレイルを歩いた場所には、ストロマトライト(太古の昔、酸素を含む大気を作るのに役だったシアノバクテリアで、現存する数少ないもの)も見られる。 ガイド付きで一般見学できる洞窟は、ルーカスケーブLucas Cave、インペリアルケーブImperial Cave、チフリーケーブChifley Cave、オリエントケーブOrient Cave、テンプル・オブ・バール・ケーブTemple ofBaal Cave の5 ヵ所(他の洞窟も時期により見学できることがある)。 それぞれ内部は違った雰囲気をもつが、最もポピュラーなのがルーカスケーブ。壮大な鍾乳洞で、洞窟内のカテドラルという一角では、巨大な鍾乳石のカーテンが天井からたれ下がり、息をのむほどの美しさだ。また鍾乳石の美しさで評判なのがオリエントケーブで、洞内の見事な鍾乳石はジェノランケーブのマークにもなっているほどだ。 またジェノランケーブ周辺にはブッシュウオーキングルートも多く、宿泊施設のあるケーブハウスに滞在しながら森を散策するのもおすすめだ。

写真

  • 幻想的なルーカスケーブの洞内
  • ジェノランケーブ入口にある湖には時折カモノハシが姿を見せることがある
  • オリエントケーブ内では、さまざまな種類の美しい鍾乳石を見ることができる
トップへ戻る

TOP