パッフィンビリー鉄道

更新日
2023年6月23日
公開日
2023年3月23日
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ダンデノン丘陵地帯を、汽笛を鳴らし煙を吐きながら走る真っ赤な蒸気機関車パッフィンビリーは、このエリアの観光では絶対外せない。ベルグレイブからエメラルドEmerald、レイクサイドLakesideを抜けジェムブルックGembrook までの24.5km を約2時間で走っている。1900年に幅76cmの狭軌レールの鉄道として開通したが、1950年代に山崩れなどで閉鎖。しかし復活を望む多くの声とボランティアの手によって、保存鉄道として再スタートした。ちなみにパッフィンビリーとは1813年製造された英国の現存する最古の機関車の名称から名づけられたもので、その意味は「煙を吐き上げるヤカン」だ。

ベルグレイブからの車窓の景観は、まるで絵のようだ。ユーカリ林の間に茂るシダや、牧草地、さらに3つの木製橋など、美しい風景が続く。晴れた日には途中からポートフィリップ湾まで見渡せるので、往路は進行方向右側の席に座るといいだろう。SL好きなら前方の車両に乗り込んで蒸気機関車の音を楽しむのもいい。ただし多少の煤が飛んでくるのは覚悟しなければいけない。ジェムブルック(週末のみ運行)まで往復すると1 日がかり。メルボルンからのツアーで参加すれば、途中の駅でバスにピックアップしてもらえるので、観光の効率がいいだろう。

なお、食事を楽しみながらパッフィンビリーを満喫するコースもあり、最近人気を集めている。

パッフィンビリー乗車ツアー

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