キーワードで検索
オーストラリアで最も豪奢な19 世紀の邸宅として知られている。1877年に完成したイタリア宮殿風建築で、当時牧畜業で大成功を収めたチャーンサイド家ChirnsideFamily の個人邸宅だった。建物だけでも10ha、60 室をもち、個人邸宅としてはビクトリア州最大。庭園まで加えると140ha にも及ぶその規模は、宮殿といってもいいほどだ。 グランドマンションと呼ばれる大邸宅内は、居間、ラウンジ、図書室、モーニングルームやダイニングルーム、寝室などの家具、調度品の豪華さにただただ圧倒される。かつてオーストラリアでどれほど牧畜業が栄華を極めていたかを、この邸宅の様子から知ることができるだろう。グランドマンションの周りに広がるのは手入れの行き届いたイギリス式大庭園。併設されているバラ園の美しさも息をのむほどだ。建物と庭の雰囲気を楽しむだけでも2 時間は必要だ。