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トップエンド観光のハイライトがカカドゥ国立公園だ。広大で豊かな自然、点在する先住民の壁画やかつての生活の跡など、自然・文化両面から貴重であるため世界複合遺産に登録されている。公園一帯の敷地は実に2 万k㎡にも及ぶ(日本の四国とほぼ同じ大きさ)。チモール海へと注ぐ3 つの川(イーストアリゲーター・リバー、サウスアリゲーター・リバー、ウエストアリゲーター・リバー)と無数の支流が造る渓谷、湿地、マングローブ林……一方大地には熱帯ユーカリ林が茂り、林の中には無数のアリ塚が塔のようにそびえている。川で身を潜めるワニ、水辺に集まる280 種を超える野鳥、大地をかけるカンガルー……厳しくも豊かなこの地で先住民たちは自然の恵みを享受して生きてきたのだ。 この地で自然や壁画を見、感じることで、私たちはオーストラリアの自然のすばらしさ、先住民の豊かな文化を再認識させられることだろう。