タンロン・ロータス水上人形劇 (ハノイ)

更新日
2024年2月27日
公開日
2023年5月8日
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水面を舞台にして繰り広げられる人形劇はベトナムの伝統芸能。舞台は3〜5分の短編が9話。それぞれのテーマに沿って、民話、習慣、伝説、民族的な話が、ベトナム伝統楽器の軽やかな音色とともに、水中で操られる人形によって綴られてゆく。言葉がわからなくても、そのコミカルで繊細な人形の動きには見入ってしまい、おおまかなストーリーは理解できる。
この水上人形劇は1000年も昔から伝わるもので、もともとはタイビン省の農民たちが、収穫の祭りのときなどに屋外の水辺を使って演じていた。11〜15世紀(リー朝、チャン朝)の頃には、娯楽として宮廷にまで広まったといわれている。ハノイ中心部にはふたつの劇場があり、おすすめはタンロン水上人形劇場。ここは1956年、ベトナム庶民の英雄、ホーチミンが子供たちのために建てた劇場。何度も修繕、改築がなされ、今も大切に使われている。

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