ガッレリア・ディタリア

更新日
2023年5月31日
公開日
2023年5月31日
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スカラ座のほぼ対面、1900年代初頭の旧イタリア商業銀行の建物と2つの館を生かして改装された、豪華でエレガントな雰囲気の美術館。収蔵品は、主に銀行の財団が所有する1800年代後半から1900年代前半の絵画や彫刻など。
入ってすぐの広いサローネ・スカラは、歴史ある美しい空間で高い天井、幾何学模様の床、銀行窓口が残されている。周囲の仕切られた展示室には1900年代のデ・キリコ『海辺のマネキン』Manichini in riva al mare、ルーチョ・フォンタナ『ヴェネツィアの月』Luna a Venezia、など。さらに奥に進み、マンゾーニの家と隣接した小さな庭園を過ぎた1~5室にはカノーヴァのレリーフの13作の連作、アイエツの『ふたりのフォスカリ』I due Foscariなど4点(5室)があり、この美術館の一番の見どころだ。2階には1800年代のミラノの風景画など。順路を途中まで戻った15室からは、未来派のボッチョーニの『3人の女性』Tre donneなど。当地で活躍した画家たちとミラノとロンバルディアへの愛が詰まった美術館だ。

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