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1863年の創業より、数多の芸術家の常宿として、またスカラ座の歌手や観客が集い芸術的な雰囲気に満たされてきた。当時の雰囲気を残す館内にはすばらしい調度品が飾られ美術館のよう。客室もおのおの個性的で、設備は現代的。作曲家ヴェルディが暮らし、没したホテルとしても知られている。
その部屋は「ヴェルディ・スイート」と呼ばれ、現在も当時そのままの内装が残されている。
また、イタリアを代表する歴史的テノール歌手のエンリコ・カルーソがこのホテルで最初のレコードを録音。カジュアルなビストロ風のレストラン・カルーソ(ランチのみ)は彼にちなんで名前が付けられている。すでにヴェルディの生誕から200年余。クラシックファンには、過去の芸術家との夢が交錯する思い出に残るホテルになるに違いない。