キーワードで検索
15~18世紀のヴェネツィア派の絵画が収められている。系統だった展示は、この国で最良の物のという評価もある。イタリア絵画史の理解を少なからず深めてくれる。ジャコモ・カッラーラが彼の莫大な絵画コレクションをもとに絵画学校と絵画館を1780年に設立したことが始まり。1810年に建てられた、ネオクラシック様式の建物の中にある。2階の15室に後期ゴシックから18世紀ヴェネツィア派まで年代順に展示されている。2015年4月に修復工事が終了し、7年ぶりにより美しく充実されて再公開された。主要な展示物を挙げてみる。第1室:ピサネッロ『エステ家のリオネッロの肖像』Ritratto di Lionellod'Este、マンテーニャ『聖母子』Madonna col Bambino、フォッパ『三つの十字架刑』Tre Crocifissi。第2室:G.ベッリーニ『聖母子』Madonna col Bambino、カルパッチョとその工房の『マリアの誕生』、Nascita di Maria、第4室ラファエッロ『聖セバスティアーノ』SanSebastiano、第15室カリアーニ『G.B.カラヴァッジの肖像』Ritratto di Giovanni Benedetto Caravaggi、L.ロット『聖カテリーナのけがれなき結婚』Nozze mistiche di santaCaterinad'Alessandria、第17室G.B.モローニ『座る老人の肖像』Ritratto di vecchio seduto、23室カナレット『大運河、カ・フォスカリからリアルト橋の風景』Il Canal Grande da Ca'Foscari verso ilponte di Rialtoなど。