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ホテルのロゴマークはオーナーのサイン
奇抜なデザインでもなく、金ピカの輝きもなく、巨大な広告もない。それなのに道行く人が皆、目を留め、どんなホテルだろうと強く興味を引かれる。そんな洗練されたデザインのホテルが、ウィン & アンコールだ。 よく見るとロゴマークがサインになっている。ラスベガスにテーマホテルブームを巻き起こし、街の景観も、人と金の流れも一変させたスティーブ・ウィン。彼が、ミラージュやベラッジオを売却してまで創りたかったという夢のリゾートが、自身のサインを最上階に掲げたこのホテルなのだ。AトリプルエーA Aの5ダイヤモンドとフォーブス・トラベルガイドの5スターを獲得している、超一流のラグジュアリーリゾートだ。ストリップとサンズアベニューの交差点に面したエントランスには、樹木がうっそうと茂る高さ43mの山と、涼やかな滝が出現。水しぶきで客を呼び込み、緩やかに弧を描くアーケードを進むとカジノにたどり着くという設計は、スティーブの前作であるベラッジオそのまま。「夢」という抽象的なテーマのせいか、マティスのモチーフを配したカジノの雰囲気もベラッジオそっくりだ。レセプションは本館ウィンと新館アンコールで分かれており、それぞれタワースイート専用のレセプションがある。4ヵ所はまったく離れた場所にあるので気をつけよう。 オールニュー・レイク・オブ・ドリームズ・ショーはウィンの一般用レセプションの奥のテラスからよく見える。普段は滝が流れるスクリーンとレーザー、ホログラムを使ったミステリアスな映像ショーで、毎晩20:30 〜 23:30 の30分ごとに行われている(上映は約7分)。
VIP 気分になれる演出がニクイ!
ゲストルームのドアを開けると、大型TVから流れるヒーリング映像と音楽がゲストを出迎え、電話のモニター画面にはすでにゲスト名が表示されていて、VIP気分を盛り上げてくれる。電動カーテンを開ければ、壁一面にストリップの大パノラマ(または緑あふれるゴルフコース)が広がる。モダンな調度品は高級感があるばかりでなく、機能的で使いやすい。
超一流ブランドが軒を並べるアーケード
ショッピングアーケードはウィン・エスプラネードと名づけられている。Cartier、Chanel、Moncler、Prada、Louis Vuitton、Diorといったブランド19軒が入っているが、ぜひ注目したいのが各店舗のエントランスやディスプレイ。見慣れたショップも、ウィンでは特に凝ったデザインで個性を競っている。アンコール・エスプラネードにもChristianLouboutin、Amiriなど6軒がある。
ベガス随一のバフェにも注目!
南ネバダ・ホテル・コンシェルジュ協会が選ぶ、ラスベガスのベストバフェ。気品あるデザインのバフェフロアには、16のライブキッチン・ステーションを配置し、ステーキやシーフードなど約90種のメニューを取り揃えている。また、デザートの種類が多いのも特徴で、チョコレートファウンテンをはじめ、毎日専任のパティシエが作る極上のスイーツが味わえる。