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サンタ・マリア・フォルモーザ広場からCalle Lunga Santa Maria Formosa通りへ出、2本目の細い小路を左に曲がって運河を渡って進むと見えるのが、サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場。この広場に立つのが、A.ヴェロッキオがヴェネツィア共和国に仕えたベルガモの傭兵隊長コッレオーニ(1400~1475年)を表現した、コッレオーニ騎馬像と呼ばれる記念碑。パドヴァにあるドナテッロによるガッタメラータ像とともに、ルネッサンス騎馬像の傑作と呼ばれている。ヴェロッキオの死後は、A.レオパルディによって受け継がれて像および台座が完成された。騎馬像奥に建つのが、サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会。壮麗なゴシック様式の教会で、1296年~1430年に建造された。未完成の正面の大理石製の大扉は、ゴシック・ルネッサンス様式でバルトロメオ・ボンの作(1461年)。多角形の後陣は1300年代の物で、ゴシック特有のバラ窓が印象的。