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広場の奥に建つ、サン・マルコ寺院より2世紀も早い7世紀に建てられたヴェネツィアで最も古い教会である。その後9世紀と11世紀に改築された。堂々とした鐘楼も11世紀に付け加えられたもので、この町最古の物。内部は、11世紀の柱廊で飾られた列柱で分割された3身廊で、ビザンチン様式。大理石のモザイクの床は11世紀の物。内陣には、12~13世紀の『12使徒と聖母子』Madonna col Bambinoの金色に輝くモザイク、反対の正面の壁にはモザイク画『最後の審判』Giudizio Universaleがある。幼子を抱いた姿は『慈悲の聖母』と呼ばれ、哀しみをたたえながらも凛とした姿が印象的だ。聖堂の前の丸い遺跡は、7世紀に建てられた洗礼堂の跡であり、石の椅子はアッティラ王の椅子と呼ばれる。