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1世紀のローマ劇場の残る、アレーナ市民公園にある礼拝堂で、アレーナのマドンナという異名をもつ。ロマネスク・ゴシック様式のシンプルな建物で、1305年にE.スクロヴェーニが奉納したもの。内部は、すべてジョットのフレスコ画で覆われている。
入口扉の壁上部には、『最後の審判』Giudizio Universale、側面の壁下部、右側には『徳の姿』Figurazione delle Virtù、左側には『悪徳の姿』Figurazione dei Vizi。その上には、38枚の『マリアとキリストの生涯』Storie di Maria e di Cristo。ジョット芸術の際立った芸術性、簡素でありながらドラマチックな構成を感じ取れる。
内陣、祭壇上部の『聖母と2天使』Madonna e 2 Angeli像は、ジョヴァンニ・ピサーニ作。内陣席の『マリアの生涯』Storie della Vita di Mariaは、ジョット後期のフレスコ画。