マリーノ・マリーニ美術館

更新日
2023年6月6日
公開日
2023年6月6日
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9世紀の記録にすでにその名が見られ、15世紀半ばにL.B.アルベルティによって改築されたあとさまざまに利用される数奇な運命をたどった旧サン・パンクラツィオ教会San Pancrazioを改装して1988年にオープンした、フィレンツェで最初の同時代芸術の美術館。近郊のピストイアで生まれ、フィレンツェで美術を学び、エトルリアや古代地中海芸術とドイツゴシックの影響を受けた彫刻で世界的に知られるマリーノ・マリーニ(1901~80年)の作品を、立体を中心に179点収蔵している。明るく広々としたスペースで現代彫刻を鑑賞するのも気分が変わってよいだろう。
また、建物の隣には「ルチェッライの礼拝堂」Cappella Rucellaiがあって、L.バッティスタ・アルベルティによる多色大理石の「サント・セポルクロの祭壇」Tempietto del S.Sepolcroで飾られている(ルチェッライ宮の守衛に頼んで開けてもらう)。

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