中世邸宅博物館(ダヴァンツァーティ宮)

更新日
2023年6月6日
公開日
2023年6月6日
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雰囲気のよいポルタ・ロッサ通りのなかほどにある。14世紀の半ばに建てられ、15世紀の後半には当時の毛織物商人ダヴァンツァーティが買い取って住んだためにこの名が残った(正面の紋章も同家のもの)。現在では、中世の館と生活様式を紹介する博物館として公開されている。3層の上に吹き抜けロッジアの乗った建物で、見学しながら14~18世紀にかけてのフィレンツェの豊かな階層の暮らしを想像することができる。部屋の構造はもちろん、装飾や調度品なども上手に保存、あるいは再現されている。特に中央に雨水を集める口のある中庭(当時は雨水を地下にためて生活用水としたため、ペスト感染の原因ともなった)や2階の大広間、3階の夫婦の寝室などに注目したい。

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