サンタ・マリア・マッダレーナ・デ・パッツィ修道院

更新日
2023年6月6日
公開日
2023年6月6日
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創建は13世紀の半ばだが、15世紀の後半にはG.ダ・サンガッロの手で改修され、身廊の両脇に礼拝堂が配置された。聖堂参事会員の部屋にはペルジーノの代表作のひとつ、『十字架に架かるキリスト』Crocifissione del Peruginoが見られる。アルノ川の水位上昇の際には、絵画の下まで水が迫ったという。指4本分のスペースを残して奇跡的に助かった絵画は、ペルジーノが手がけてから約500年、修復は施されていない。やわらかな美しい色彩と哲学的な構図が見事だ。

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