シエナ市立美術館 (チヴィコ美術館)

更新日
2023年6月6日
公開日
2023年6月6日
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1297年に建設が着手された、トスカーナのゴシック様式の公共建築の代表例である市庁舎の2階に位置している。シエナの独立性と経済力を象徴する場であり、外観・内部ともに多くの美術品で飾られ、この町の栄華を物語る場所だ。切符売り場のある中庭から2階へ上がろう(右側中ほどに入口あり)。いくつかの展示室の後、大きなフレスコ画が描かれているのがヴィットリオ2世の間/リソルジメントの間Sala Vittorio EmanueleⅡ/Saladel Risorgimento。壁面にイタリア統一を実現した初代イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の生涯を描いたフレスコ画❶が描かれている。廊下を横切るとバリアの間 Saladi Baliaで、アレティーノ・スピネッロ Aretino Spinelloとその息子により15世紀初めに描かれた「法王アレクサンデル3世伝」❷が壁を飾る。続いて、黄金に輝く豪華な『ポポロ軍隊長のカブト』Elmodel Capitanodel Popolo❸が飾られた部屋から左に入ると、打ち出し加工による美しい鉄柵で囲まれた礼拝堂Cappellaだ。見事な寄せ木細工の聖歌隊席 Coro❹(15世紀)が壁を取り巻き、祭壇にはソドマの『聖家族』Sacra Famiglia❺が置かれている。

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