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プッブリコ宮殿とともにシエナの町を代表する建築であるドゥオーモ(大聖堂)はまた、イタリアンゴシックの典型でもある。12世紀中盤に始められた工事はその後およそ200年にもわたって続き、その間14世紀には別にさらに大規模なドゥオーモの建設も試みられたが、財政難などから結局は元の建物に戻っている。
ドゥオーモの建築と装飾にはニコラ・ピサーノNicola Pisanoをはじめ、息子のG.ピサーノ、弟子のA.ディ・カンビオ、ミケランジェロ、ピントゥリッキオ、ドナテッロ、ヴェッキエッタ、ベッカフーミ、17世紀にはG.L.ベルニーニも内部の礼拝堂のひとつを設計しているなど、多くの優れた芸術家が参加している。