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神業的なアクロバットに息をのむ
1993年初演、シルク・ドゥ・ソレイユがもつ全世界の常設ステージのなかで、最も歴史がある。洗練された舞台美術、前衛的なコスチューム、種も仕掛けもない肉体の奇跡が高く評価され、エミー賞、国際アクロバットフェスティバルなど数々の賞を獲得した。フランス語で「ミステリー」を意味するミステアのテーマは「進化」。飛び方を忘れた鳥、希望を破壊するカマキリ、天を駆ける火の鳥、表裏ふたつの顔をもつ堕落した人間、春の雨から生まれたカタツムリなどが登場し、人類の恐れと希望を象徴的に描く。プロローグとエピローグを飾るのは和太鼓だ。メインステージの手前にある可動ステージは、一般の劇場の3倍以上の速度で21mの舞台床下を昇降する。空中ブランコ、チャイニーズポール(鉄棒)、コリアンプランク(シーソー)、ハイバー(空中バレエ)、トランポリン、マット、玉乗りなど約75名の出演者は世界中から集められた精鋭揃いで、超人的な技に驚嘆するはず。※1歳以上(18歳未満は大人の同伴要)