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“スイスにおける最も美しい教会”とうたわれるこの大聖堂は、12世紀から13世紀にかけて建てられた、ゴシック様式の巨大な建築物。旧市街の中心で、しかも高台にあるため、町の主のように堂々とそびえ立っている。教会内部で見逃せないのは、「バラ窓」と呼ばれる南壁のステンドグラス。13世紀に造られたもので、鮮やかな色の調和が見事だ。
鐘楼への階段は232段。上からはアルプスとレマン湖、ローザンヌの町並みが一望のもと。鐘楼から時を告げる合図は鐘の音でなくて、なんと肉声。つまり、上から「いま何時だぞ」と大声を張り上げて時を知らせる習慣が、いまだに続けられているのだ。ただしこれは、22:00から翌2:00の間のみ。