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旧市街の真ん中、とがった塔が目を引くこの大聖堂は、12〜13世紀に建立された。その後、幾度となく改築・増築されたため、さまざまな様式が混在している。
フランス語圏における宗教改革の中心人物となったカルヴァンは、1536年から約25年間、この殿堂でプロテスタンティズムの説教を行った。カルヴァンの活躍によって、ジュネーヴが「プロテスタントのローマ」といわれる、その土台となった場所である。殿堂内には、カルヴァンが使用した椅子、円陣の彫刻が施された聖職者席などがある。また、地下にはヨーロッパ最大級の考古学発掘展示施設があり、サン・ピエール大聖堂建築以前にあった宗教建造物の基盤を見学できる。CHF5を払うと北と南にあるふたつの塔へ上ることができ、狭くて急な157段のらせん階段を上りきると、レマン湖とジュネーヴ市街のすばらしいパノラマが360度見渡せる。