レングフルー

更新日
2023年6月30日
公開日
2023年6月30日
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三方を氷河に囲まれた展望台。ミッテルアラリンに比べるとずっと低い場所にあるが、氷河をさまざまな角度からじっくりと観察できるのが魅力。何しろ、アラリンホルンやアルプフーベルの雪を集めた大河のようなフェー氷河が、ここレングフルーにぶつかってふた手に分かれるのだから、川の中州に展望台があるようなもの。あちこちが黒っぽく見えるのは削り取った砂礫を巻き込んでいるから。ときには大きな岩を運んでいることもある。そう、今立っている場所もじわじわと削られている。正面に立ちはだかるドームも、この大河が彫り上げた作品なのだ。
レングフルー行きロープウエイ乗り場は、サース・フェーの村の中心からメインストリートをひたすら歩いて10分ほど。途中、シュピールボーデンSpielbodenで乗り換える。帰りはこの駅で途中下車して、高山植物の多いハイキングコースを歩いて下ろう。

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