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現在のリヒテンシュタインはスイス同様に精密機械や工業製品の生産などが主要な産業になっているが、かつては切手の販売が国の大きな収入源だった時代もある。ここはこの国の長い切手作りの歴史とかつての栄光の時代の一端を垣間見せてくれるユニークな博物館だ。
リヒテンシュタインの切手が長く珍重されたのはその美しさ。郵便を手軽にやり取りするための切手とは一線を画した、芸術性の高さは展示を見れば理解できるだろう。たくさんの展示コーナーがあるが、無数のパネルが格納された場所は必見。1枚のパネルに切手の原画が収まっていて、目の前でじっくりと見ることができるのだ。記念切手の販売もしており、海外からのオーダーも可能。