キーワードで検索
バイエルン王ルートヴィヒ2世に愛されたことでも知られる、ドイツの大作曲家リヒャルト・ワーグナーが、1866年から6年間暮らした邸宅。ルツェルン郊外のトリプシェンTribschenと呼ばれる岬にある。
当時53歳だったワーグナーは、ここでリストの娘、コジマと暮らした。いわゆるダブル不倫だった。息子ジークフリートの誕生を祝い、コジマの誕生日にオーケストラを自宅に招いて初演したのが『ジークフリート牧歌』である。この家ではまた『ニュルンベルクのマイスタージンガー』も生まれている。館内にはオリジナルの楽譜や愛用のピアノなどが展示されている。