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バーゼル市内からバスで約20分。ドイツとの国境を越えしばらく行った所に家具メーカー、ヴィトラ社のデザイン博物館がある。バス停を降りてまず目を引くのが、いくつもの巨大な現代建築の集合体。これらすべてが家具工場というのだから、驚きだ。入口左側にあるのが、家具デザインに関連した特別展が行われている博物館。フランク・O・ゲーリーの設計によるものだ。ユニークな展示もすばらしいが、ここの目玉は建築ガイドツアー。工場敷地内には、安藤忠雄が設計したカンファレンス・パビリオンや、ザハ・ハディドのファイヤー・ステーションなど数多くの有名建築家によって造られた建築物があり、これらを見学することができる。2016年6月には、バーゼル生まれの建築家、ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンによる「ショウデポ」がオープン。約400点の家具を展示する常設展が行われている。