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ゴシック様式の美しい建物で、建設が開始されたのは1283年、ほぼ現在の姿になったのは17世紀という。遠くからもそれとわかる印象的な姿はフリブールのシンボルとなっている。
外面の浮き彫りは14世紀の作品で、入口のものは「最後の審判」、南口には東方の三博士が描かれている。
内部には地元の楽器職人アロイス・モーゼルの手による有名なパイプオルガンや、ポーランド人のユーゼフ・メホフェル作のモダンなステンドグラスがある。側廊にある彩色の彫刻群も必見だ。
内部の見学で心が穏やかになったら、次は体を使って町いちばんの絶景を眺めにいこう。
まず368段のらせん階段を登って高さ74mの塔の上へ。てっぺんに着く頃にはかなり息が上がっているが、その疲れを吹き飛ばすような景色が広がっている。足下にはぎっしり建物が密集した旧市街。その先にはサリーヌ川に浸食された崖があり、緑の多い丘の上にアパートと思われるビルが並ぶ。周辺のなだらかな山と郊外の緑、すべてが一望のもと。