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アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山を西側から眺められる、ユングフラウヨッホに次いで人気の高い展望台。
グリンデルワルトから遠いため割愛する人もいるようだが、夏のピーク時なら乗り継ぎも悪くないので、所要時間はユングフラウヨッホへ上がるのと変わらない。それにシルトホルンから見た3山の風景はユングフラウヨッホとはまったく違う。アイガーの牙をむいたような険しい表情も、ユングフラウの山塊の大きさも、シルトホルンならではの魅力。ラウターブルンネン谷の奥にそびえるブライトホルンBreithorn(3780m)や、さらに西に続くブリュムリスアルプ連峰Blüemlisalp(3657m)など、360度の大パノラマが広がっている。ただし、視界が悪い日は上る価値なし。鉄道駅などに設置されている山頂のライブ映像を確かめてからチケットを買おう。
ロープウエイは2区間に分かれていて、途中駅のビルクBirgにもレストランと展望台がある。シルトホルンは、映画『女王陛下の007』(1969年)に登場して一躍有名になった。回転レストラン「ピッツ・グロリアPizGloria」では、1周45分でパノラマを楽しみながら食事できる。朝食ビュッフェのほか、パスタ、デザートなどもある。
帰路は、途中駅ビルクで降りてスリル満足のスカイラインウォークを楽しみたい。またミューレンまで歩いて下ることもできる。雪渓やガレ場があり初心者には難しいコースだが、前半はすばらしい眺望が開けたパノラマコース。