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20世紀最大の偉人とたたえられる理論物理学者アルベルト・アインシュタインは、1879年にドイツで生まれた。彼がチューリヒの大学を卒業後、24歳のときにミレーバと結婚し、特許局に勤めながら居を構えたのが、ベルン中心部にあるこの家だ。彼はここに住んでいた3年間に数々の革命的な論文を発表した。なかでも1905年は光電効果の理論、ブラウン運動の理論、そして特殊相対性理論が発表されたため「奇跡の年」といわれている。コンピューターも、レーザーも、原子爆弾すらも、アインシュタインがいなければ生まれなかったという説があるほどだ。
そんな奇跡を生んだ、小さな家の小さな机を見にいこう。バイオリンを愛し、平和を求め、ベジタリアンであったという彼の人柄に触れることができる。入口が小さいのでわかりにくいが、時計塔から東へ約200m行った右側のアーケードに看板が出ている。
見学後は、ベルン歴史博物館内にあるアインシュタイン・ミュージアムにも足を延ばそう。