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ユニオン駅から北東へわずか4.5km、451エーカー(約1.8㎢)の国立樹木園はさまざまな花と木々にあふれる、まさに都会のオアシス。樹木の研究、教育のために1927年に設立された農務省直轄の機関だ。
園内には舗装道路(約15km)も整備され、車で回ることも可能。夏の週末にはトラムも運行されるが、できればハイキング気分でゆっくりと散策したい。木々や花々は、季節ごとに違った表情を見せてくれる。ツツジやハナミズキが咲き乱れる春がいちばんの見頃。どちらの花も種類が多く樹木園自慢のコレクションになっている。ほかにも全米最大のハーブガーデン、イチョウの黄葉が見事な日本・中国・韓国などの東アジアのコレクション、全米50州とDCに生育する樹木が見られる森、バラ園、シダ園など10以上のガーデンがある。
なかでも見逃せないのが、1976年にオープンした盆栽園。おそらく何百年もの年月を経たであろう見事な盆栽のなかに、日本の政治家や皇室から贈られた盆栽も陳列されている。福田赳夫、小渕恵三、秩父宮家、高松宮家の盆栽もあり、名前を見て歩くだけでも興味深い。